みなさんこんにちは、はらぺこグリズリーです。
今回はちょっとこのブログには似合わないメルヘンチックな出来事があったので、
それについてお話させてもらえればと思います。
お菓子の家づくりに誘われる
11月のお昼ご飯の時に
同僚「毎年うちでお菓子の家を作ってるんですよ!!写真見ます?」
はらぺこ「え!!これすごいじゃないですか!!」
同僚「今度会社の人たちを誘ってみんなで作れたらなあと思って。。」
はらぺこ「それいいじゃないですか!!是非参加させてください!」
たしかこんなやりとりでお菓子の家づくりに参加が決まりました。
お菓子の家作り当日
「なんかお菓子の家を作るらしいぞ!」という話が広まり、
「俺も!」「私も行く!」となって、
さらに「友達も来たいんだけどいい?」「友達の友達も行きたいっていうんだけどいい?」とどんどん人が集まり
最終的には、なんと13人でお菓子の家づくりが始まりました。
全員20〜30代の良い年をした大人ですが、
「今日は最高のお菓子の家を作るぞ!」
と子供のように目をキラキラと輝かせていました。
全員集まったところで自己紹介などをしながら早速買い出しに向かいます。
誘い主の同僚以外は全員お菓子の家づくり未体験だったのでどんなお菓子をどのくらい買うのか分からずにいました。
しかし、同僚がなんのためらいもなくチョコパイにアルフォート、バームクーヘン、カントリーマアムなどカートに放り込んでいくのを見て、
「あ、そんな適当でいいんだ。。」
と一同理解し、おのおの何も考えずただ好きなお菓子をガンガン入れていきました。
ちなみに筆者はチータラを購入しました。
そんなこんなで無事に会計を済ませレシートを見るとすごいことに!
↑恐ろしいことにこれでもまだ全体の2/5くらいしか買っていません…
しかも同僚は一軒目での買い物を済ませた直後なのにもかかわらず
「次の店にいきましょう!」
とだけ言っていました。
ポカンとする一同でしたが同僚に着いて次の店に行くことに。
次のスーパーでも一同ガンガン買い込みました。
ちなみに筆者はここでコアラのマーチを購入しました。
そんなことを繰り返しながら会場である誘い主の同僚のお宅へと戻りました。
そして大量のお菓子を並べて見るとまあすごい。
じゃじゃん!
すごい量のお菓子を買ってきたものです。
筆者が「この量をどうやってお菓子の家にするんだろう。。。」と思っていると
同僚は用意していたお菓子の家の設計図をみんなに見せてくれました。
「すごいですね!」(設計図から逆算して買い物した方が良かったんじゃないの…?)
「ちょっと多すぎたかもしれませんね」
「足りないよりはいいですよ!」
「ちょっと(笑)チータラ買ったの誰(笑)」
筆者「はい。。」
とか話しながらお菓子の家づくりを開始しようとしたのですが
13人が同時に作業できる机が無い、ということが明らかに。
まあ普通なら12人も人を招いてお菓子の家をつくることを想定した台なんて持っていません。
すると同僚はなんてことない、という風に
突如ふすまを外し、台2つの上にふすまをかけ、即席の大きなテーブルを用意したのでした。
食べるものが乗るので、ふすま全体にラップを敷いて作業台は完成。
それにしてもこの問題解決の手慣れ方、同僚はおそらくお菓子の家をかなりの数作ってきたやり手に違いないと思います(笑)
お菓子の家づくり
えびせんべいで土台づくり
ただラップを張ったふすまの上にお菓子の家をつくってもなんだか味気ないので
まずは土台をつくっていくことにしました。
お菓子の家ですから、やっぱり土台もお菓子でなければなりません。
この際役立ったのはえび煎餅でした。
お菓子の中でも屈指の薄さを誇るえびせんべいは土台にピッタリ!!
接着剤の代わりにはチョコレートを溶かしたものを使います。
↑こんな感じでチョコを塗って
えびせんべいを接着していきます。
えびせんべいにしても狙って買ってきたわけでもないのですが、このようにいまある材料を使って何かをつくる、
という作業は元々好きなのでとても楽しいです。
みんなでお菓子の家作り
いよいよメインとなるお菓子の家作りの開始です!
お菓子の家と言えばヘンゼルとグレーテルなわけで、当然外観は洋風の家にする必要があります。
ここでは壁をレンガ風にするために小さく切ったバウムクーヘンを張り付けているところですね。
さらにビスケットとウエハースをメインに家の骨組みを形にしていきます。
それなりの大きさと長さ、強度が必要な屋根の柱にはBIGチョコを使いました。
自分の好きなお菓子が役立っているところを見るのはいいものですね!
ここでもエビせんべいの薄さが役立ちました。
屋根は軽くて平たいお菓子がちょうどよかったので張り合わせて板のようにしたせんべいを載せるところです。
接着する瞬間はみんなドキドキでした!
やっぱり屋根があるとグッと家らしくなります。
その後は家の裏庭などを追加していき、お菓子の家作りも終盤に入ってきた、という感じです。
ちなみに、みんな最初は遠慮していたのですが、いつの間にやら
ごく当たり前につまみ食いをし始め、ついには完成前から既に甘いお菓子に飽きが来ていました。
「甘いものばっかりだから飽きてきたねー」
そこでチータラの出番です。
「あれ!チータラがある!これ買ってきてくれた人分かってるねえ!誰だっけ?」
筆者「はい!」(チータラの時代来た!)
やりました。
チータラの塩気でみんな元気になった後は、
思い思いの建物や街並みをつくっていきました。
途中話したり写真を撮ったりゲームをしたりしつつ、とうとう完成の時。
約5時間の作業時間の末に遂にお菓子の家が完成したのです!
じゃじゃん
お菓子の家のみどころ
ドアと言えば板。
板と言えば板チョコ。
見事にドアらしさを醸し出してくれました。
回りの壁と色が違うのもそれっぽいですし、あとはなによりとってがあることで一発でドアだと分かるのがいいですね!
板チョコとは別に溶かしたチョコでお菓子同士をくっつけているのがこの写真だとよく分かります。
屋根に描かれたユニコーン!
すごい躍動感ですね!
もはや見事としか言いようがありません!
こちらは風車です。
大きい一枚板にはBIGチョコがピッタリでした。
穴を開けた2枚のBIGチョコを重ね、芯を通してあります。
羽の部分に使ったBIGチョコはそれなりに重量があるため、土台の部分もしっかりと作る必要がありました。
一番下には大きめのタルトを使い、その上に固めのお菓子を重ね、心棒には麩菓子を使ってあります。
写真だとお伝えできずに残念なのですが、羽はきちんと回るんです。
マシュマロで作った妖精さんも可愛いですね。
飛行機!
リッツ、たけのこの里、短く折ったプリッツでプロペラを再現することも出来ました。
羽の部分はビスケットを繋げ、上に細かく模様を付けて可愛らしい出来になっています。
正直完成度という意味ではこの塔はかなりのものだと思います。
先端に向かって徐々に細くなるだけではなく、途中にビスケットを挟むことでより塔らしさのようなものが出せたのではないでしょうか。
また、お菓子の中にも薄いもの、細長いもの、丸いものなどいろいろあるので、
より塔に使えそうなお菓子を選んで試していくところも面白かったです。
これはハンモックですね。
材料に何を使ったかといいますと、なんとチータラ!(というかつまみ食い以外ではここでしか活躍していません。作ってくださった方ありがとうございます。)
固形のしっかりとしたお菓子がほとんどのなか、独特の柔らかさでハンモックにはピッタリでした。
作ったお菓子の家の行方は?
さてなんとか完成したお菓子の家ですが、作った達成感と同時にみんな同じことを考え始めました。
「このお菓子の家どうすんの...?」
ただ普通に食べるのもなんだかもったいないし、置いておくわけにもいかないので処理に困ってしまったのです。
しかし、ここでまたしても同僚がなんとかしてくれました。
同僚「お隣さんに小さな女の子がいるから一緒に食べてもらいましょう!」
少なくとも「お菓子を持て余した13人と戸惑う大人」より「女の子」の方がいいに決まっています。
ということで早速お呼びしたら来てくださりました。
お母様も来てくださりありがとうございます!
女の子元気に登場!!
そしてお菓子の家を見るやいなやこのはしゃぎよう。
女の子「えへへ♪」
テンション爆上がりの女の子の笑顔を見て一同
「作って良かった」
という表情を浮かべていました。
一同「好きなところから食べていいんだよ」
3、4分ほどお菓子の家を凝視した後にこの一言。
女の子「どれからたべていいか、まよっちゃうん♪」
そしていよいよ女の子が一口目を食べる瞬間が。
女の子「おいしー!ありがとう♪」
いやー良かった良かった。
本当に作って良かったです。
そして去り際にも女の子はポーズを可愛いポーズを取ってくれて
女の子「えへへ♪きてよかった♪」
と言ってくれました。
こうしてお菓子の家作りはお隣の子の満面の笑みで幕を下ろしたのでした。
人生で初めてお菓子の家を作ってみましたが、本当に最高の思い出になりました。
こういった遊び心を思い出させてくれた同僚には感謝してもしきれないです。
お菓子の家をつくる、という今回の機会は言ってみれば「本気の遊び」と言えるかもしれません。
「本気で遊ぶ」と楽しいですね!
今回筆者たちが作ったお菓子の家とその他のものは13人でやったので結構ボリュームもありました(買い過ぎもありますが…)。
とはいえ、ある程度のお菓子と溶かしたチョコさえあればそれらしいものは全然簡単に作れると思います!
皆様も暇があったらお菓子の家を作ってみてはどうでしょうか!!
大人になるとみんなで作業する機会はなかなかないですが、何人かでワイワイやる文化祭みたいで楽しいですよ!!
※お菓子の家の残りはスタッフ一同で美味しく頂きました。